ingressと囲碁
ingressと囲碁は似てる、というネタを思いついたので、寄っているうちに書いておきます。
Ingressという陣取りゲーム
Ingressというのは、かの Google社が作った位置情報利用ソーシャル陣取りゲームです。最近は iOS版がでてどかっと Agent (ingressではゲームしてる人のことをこういう) が増えて情報もたくさんあるので、くわしくはググってください。
実は G社にいるときに dogfoodとかやってた気がしたんですが、なにナードの集団の G社がゲームなんか作ってるんだよ、面白いもんできるわけないやんけ、と思って参加してませんでした。ということでやり始めたのは G社やめた後です。
やってみるとはまっています。会社の行き帰りに色んな道とおってうだうだ青くするのがたのしいっす。自転車をいかして、駅の遠くに頂点をおいて、このフィールドは壊せないだろとニソニソしたり。
最近は、他の Agentとの絡みも増えてきて、責任感とか感じてやめられなくあたり、単なるソシャゲです。噂によると、ingressサークルの姫もいるらしいです。コミュニティ崩壊を G社がどう防ぐかが見ものの気もします。
囲碁という陣取りゲーム
囲碁というのは、堯が作った二人対戦陣取りゲームです。iOS版もくそもなく2千年ぐらい東アジアで流行ってます。今の日本ではいまいち流行ってないという雰囲気もしますが、ちゃんとテレビ番組もやってるし対戦相手も棋院とかにいけばいっぱいいるので全世界的に見れば流行っていると言ってもいいんじゃないでしょうか。
囲碁は陣取りゲームと言いつつも、石取りゲームという側面もあります。自分の陣を広げるより相手の石を取るのに夢中になって、結局石はとれたけど全体的な陣地では負けたとか。素人ではたまにある話です。
自分は、どちらかと言うと布石と厚み重視の打ち方をしてるつもりです。序盤でうまく石を置いて全体的になんとなく自分の陣地っぽいもの (囲碁の用語では模様) を作って、相手にプレッシャーをかけつついじめて勝つという。でも、実際は陣地じゃなくてあくまで「っぽいもの」なので、端っこの守りがちゃんとできてないところから食い破られて損して負けちゃったり。まあ、ここらへんは、子どもと打っているうちにそうなっちゃった気がします。子どもというものは細かい石取りは好きで得意なので、そこらへんで勝負しないように成長してしまったと。
で、ingressでも同じように行動してる気がします。自転車を使ってるせいもあるけど、とりあえず大きくリンクを張って、敵の行動を制限する模様を作る。もちろん敵も頑張れば壊せるけど、リンクが長めなので、端点の近くまで行かないと壊せない、忙しい人にはちと邪魔者なわけです。
そしてその後、自分が作った模様の中で戦ってじわじわ敵を制圧する。中にいる味方 Agentにもなんとなく手伝ってもらって、フィールドをつくってもらってニソニソする。そういう感じです。
まあ、そうじゃないひともいて、とにかくガンガン壊していこうぜ、って人もいます。囲碁だったら石を取るだけじゃ陣地を取れなくて負けたりするけど、ingressは敵の拠点を壊すだけでも点数 (Action Pointっていいます) が入るのでレベルは上がっていく。ソシャゲなので、あとから陣地屋さんが来て、リンクを張って APを稼ぎつつ肥沃な大地にしていく。そういう役割分担もあります。囲碁と違って終わりもないので、どっちの遊び方が正しいとも言えません。ま、いろいろあると。
まとめ
囲碁と ingressは似てるって最初は思ったんだけど、最後はちょっと違うって話になってしまった。
強引にまとめれば、どっちも色んな遊び方があって個性が出るなあ、っていうことでまとめていいでしょうか。酒も切れてきたのでここらへんで終わります。さようなら。